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Channel: スポーツナビ+ タグ:ファンデ・ラモス
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08/09 UEFA CL ベスト16 2ndレグリバプール×レアルマドリーハイライト前半

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開催日:2009年3月10日会場:アンフィールド1stレグ:0−1でリバプールの勝利4年前のCLベスト16のゲームの1つを紹介します。第1戦のハイライトも書いてますので、是非ご覧ください。〇スタメン(右サイドの選手から順に表記)・リバプール(4−2−3−1)GK:レイナDF:アルベロア、シュクルテル、キャラガー、ファビオアウレリオMF:シャビアロンソ、マスチェラーノ、カイト、ジェラード、バベルFW:フェルナンドトーレス監督:ラファエル・ベニテスMFは中央2枚にアロンソ・マスチェ、右にカイト左にバベル、トップ下にジェラードという構成。第1戦で貴重なアウェイゴールをあげたベナユンは、怪我でメンバー入りせず。・レアルマドリー(4−4−2)GK:カシージャスDF:セルヒオラモス、カンナバーロ、ぺぺ、エインセMF:ロッベン、ラサナディアラ、ガゴ、スナイデルFW:ラウール、イグアイン監督:ファンデ・ラモス第1戦との違いは、2列目の左にマルセロではなくスナイデルが入ったこと。ベンチには、第1戦の後半から入って違いを見せたグティがいる。〇前半なんとなく、今より活気づいている感のあるレッズサポーターの大歓声の中、試合開始。カメラ視点で右エンドがホームのレッズ、左エンドがアウェイのマドリー。レッズはアウェイゴールをとっているから、第1戦と同じで守りつつのカウンターでいくのかと思いきや、開始と共にマドリーに対して猛然とプレスをかけている。マドリーの選手が、ボールを1秒以上持つことがほとんどできないくらい、キツいプレス。サポーターの大歓声もあって凄い迫力。3分。序盤から攻勢をかけるレッズのジェラード、左サイドでラスをターンでかわし、中央のPAサークル手前のトーレスへ→トーレス、クライフターンっぽいトリッキーなトラップでカンナバーロを完全に置き去りにし、PA内でフリーでシュートを放つも、カシージャスが右足先でかろうじてセーブ立ち上がりからマドリーを圧倒しているレッズに、いきなりの決定機。ジェラードの高速かつ正確なパスと、トーレスのアイディアあるコントロールがとても素晴らしかった。にしてもトーレスは、今と比べると明らかに生き生きと自信満々にプレーしている。直後の4分。レッズの左CK。イグアインのクリアボールにPAサークル付近でマスチェが反応し、左足でダイレクトのボレーシュートを放つも、カシージャスが右手でかろうじてセーブ。ボールはバーの上へ連続でレッズの決定機。マスチェの無回転シュートも凄いが、カシージャスのセーブも凄い。しかしマドリーは、完全にアンフィールドの雰囲気に呑まれている。全く前に進めないし、パスさえもまともに回させてもらえない。6分。マドリー陣PAサークル付近で、トーレスとのワンツーで抜け出そうとしたジェラードを、ぺぺが倒してレッズのFK。キッカーはジェラード。右足で放ったグラウンダーのシュートは、カシージャスの正面8分。レッズ陣中央右側で、マドリーのFK。スナイデルの速いキックにラモスがヘッドで合わせるも、ボールはゴールのはるか右へマドリーとしては、まともにやり合っても歯が立ちそうにないので、レッズの猛攻をなんとか無失点で耐えつつ、こういうセットプレーをものにしたいところ。展開としては第1戦と全く逆になっているが、攻勢の度合いは圧倒的にこの試合のレッズの方が上。大胆なゲームプランを立てた慎重派のベニテスに、少し驚かされた。対するファンデ・ラモスは、得点が必要なのにもかかわらず積極的にプレスをかけるわけでもなければ、後方でブロックを形成するわけでもないという、なんとも言えない中途半端っぷり。そしてそれは、1番やってはいけないことだろう。攻撃も、第1戦で唯一効いていたロッベンのところは、アウレリオ+中盤の誰か1人で完全にシャットアウトされている。おいおい、これはやばいぞファンデ・ラモス。15分。レッズ陣右中央でボールを保持するラモスに、トーレスが後ろから猛然とプレスをかけてカットしたシーンがあったのだが、これはラモスが味方を探している内に、時間をかけ過ぎてボールを失ったというシーン。そしてそれは、マドリーの選手に全く動きが無いから。それでは点は取れない。15分。キャラガーのクリアボールに、ラスが何故か全くジャンプして対応せず、ボールは大きくバウンドしてカンナバーロの裏へ→PA右側でトーレスが胸トラップ、こぼれたボールをぺぺが一時カバーするも、そのぺぺが何故か倒れてボールは右に並走してきたカイトへ→カイト、中央のトーレスにパス→トーレス、フリーで落ち着いてゴール左側にボールを流し込み、レッズ先制アトレティコ時代を含めて、これがトーレスのマドリー戦初ゴールらしい。しかしこの得点の前にぺぺが倒れたシーンで、実はトーレスがカバーに来たぺぺの左肩をつかみ、彼を軽く引き倒していたりする。まぁ今更言っても意味のないことだが、これはファールをとられてもおかしくないプレーで、トーレスはちょっとラッキーだった。逆にぺぺは、ちょっと可哀想だった。しかし、ゴールはゴール。レッズは勢いそのままに得点し、マドリーは2点が必要となった。しかしラスは、何故浮いたボールに対して全く競りに行かなかったのか。まったく。18分。ファールの笛が鳴ったにもかかわらずプレーを続行したアロンソに、必要以上に突っ掛かったぺぺにイエロー。これもぺぺはちょっと可哀想。ちなみにこの2人は、現在のチームメイト。22分。マドリー陣右サイドのFK。左利きのアウレリオがPA中央のシュクルテルに合わせるも、カシージャスが右に横っ飛びしてキャッチマドリーの第1戦の教訓は、とにかくセットプレーで集中を切らさないことだったはず。カシージャスは序盤から孤軍奮闘している。23分。マドリー陣PA内左側でトーレスがラモスをかわし、左足のクロス→逆サイドでフリーのジェラードが、スライディングしながらの右足ボレーシュートを放つも、カシージャスの正面依然として落ち着けないマドリー。中央のラスとガゴがボールを持っても、フォローの動きが全く無いため、レッズの鬼プレスの格好の標的となってしまっている。26分。マドリー陣右側で、アロンソからのサイドチェンジをアルベロアが胸トラップでコントロールしたボールを、対峙したエインセが手でブロックしたとしてレッズボールのPKこのPKのジャッジも、正直かなり微妙。というより、ぶっちゃけPKは厳しい。エインセはアルベロアのトラップしたボールが手前に来たため、肩で弾き出したが、ハンドをとられてしまった。これはエインセが可哀想。ただ、主審から見れば彼が手を振ったように見えたのかもしれない。しかし副審はどうだったのか。まぁこれも、今更言っても全く意味のないことだけど。直後の27分。レッズのPK。キッカーは勿論ジェラード。左側低めに強烈なキックを叩き込み、レッズ2点目。合計で3点目マドリーはキツい。これで3点が必要になった。正直、試合はもう決まってしまった感じ。29分。レッズ陣中央でマドリーのFK。キッカーはスナイデル。味方に合わせるのかと思いきや、ゴール左上に向かって強烈なシュート。しかし、レイナが右手でセーブ30分。レッズ陣左中央でボールをキープしたイグアイン→バイタルエリアのガゴ→もう1度走ってきたイグアインがボールを受け、PAサークル手前から右足でシュートを放つも、グラウンダー性のボールはゴールの大きく左へこのあたりからマドリーは、第1戦と同じようにボールは保持しているものの攻めきれず、ただ時間を浪費するだけという時間帯が続く。しかしレッズは、第1戦からゲームプラン通りにいき過ぎている。ベニテスの策がハマりまくりだ。37分。レッズ陣右サイドから、ラモスの低めのクロス→PA中央でラウールが頭で合わせるも、ボールはレイナの正面41分。レッズ陣左サイドで、ロッベンからオーバラップしてきたエインセへ→エインセ、左サイドの深い位置からマイナス性の低いクロス→スナイデルが右足で強いシュートを放つも、ボールはレイナの正面いつからか分からないが、ロッベンは完全に左サイドに固定されている。しかしスナイデルは右サイドにいるわけでもなく、右には誰もいない。ファンデ・ラモスは、セルヒオラモスにスペースを与えることで彼の攻撃力を生かしたいらしいが、これだとボールの収まり所が左と中央にしかないので、ボールを回しにくい。で、そこから特に何が起きるわけでもなく前半終了。〇前半総括レッズの初っぱなからの積極性は迫力満点で凄かったが、しかしマドリーのふわふわっぷりも違う意味で凄かった。一体どちらが、第1戦でビハインドを負ったチームなのか分からないくらい、マドリーのゲームへの入り方は雑であやふやだった。ファンデ・ラモスは、一体何を考え、どんな策を練ってこのゲームに臨んだのか。ベニテスとの監督力の差が、おもいっきり露骨に試合展開に反映されてしまっている。3点を取らなければならないとはいえ、ボールに全く絡めていないラウールを下げ、グティなりマルセロなりを入れて中盤を厚くするのはどうか。ラスとガゴは、完全にアロンソ・マスチェ・ジェラードの3人に中央で押されてしまっているので、そういう賭けに出るのも悪くないと思うが、まぁ何もしないんだろうなこの人は。一方のレッズは、残り45分間はゲームをつまらなくするだけで良い。普段以上に守備的になる必要はないが、かといって点を取りに行く必要もない。つまり、普段通りで良い。しかし、序盤のレッズのプレスの速さは凄かった。普通に、今のバルサより迫力があった。第1戦から色々な戦術の引き出しを見せるベニテスは、やっぱり良い監督なのだろうと思った。まぁ、ゴール自体はどれもラッキーなものだったけれど。長文・駄文失礼しました。過去の試合を文面のみで振り返っているので、伝わりにくい部分もあるかと思いますが、ご了承ください。後半に続きます。

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